学校は心の拠り所になるのか

朝ドラを観るのが日課になってまして、今はヒロイン浅田のぶが地元の小学校の先生として「愛国のカガミ」なんて言われているところです。子どもたちは「立派な兵隊になってお国のためにご奉公します」なんてキラキラした目でのぶ先生に誓ったりしています。
子どもは簡単に洗脳されるなあと思います。そして子どもですから単純な価値観を信じ込んでしまいます。この洗脳があるから休まず学校にも通うのでしょう。
いま子どもたちを洗脳しているのはゲームであり、動画であり、アイドルたちといったところでしょうか。かっこいい、面白いという単純な価値観が子どもたちの心を捉えます。そんな中で先生の影響力は低下の一途を辿ってしまうのは仕方ないことですね。勉強になかなか価値観を見いだせる子は少ないでしょう。学校なんて行かない、という選択をするハードルはどんどん下がってきているわけです。
本当はどんな価値観にも洗脳されないで、あるがままをあるがままに認識して感じられるようになるのが良いと思うのですが、それはかなり修行をした結果たどり着けるところです。子どもが簡単にそうなれるわけ無いです。
だとしたら、どんな考えも、どんな感じ方も尊重されるような温かい場を提供するのが学校や家庭の役割なのかなと思います。大変難しいことだけど一つの方向性ではないでしょうか。