自力はコントロール感

https://youtu.be/iuN5iCUijbk

自力と他力についてもう少し考えてみましょう。
 大河ドラマ「光る君へ」、好きで見ています。権力争いと恋心が巧みに描かれていて、大変惹きつけられます。
 権力争いは言うまでもなく自力の世界です。個人的な欲求が背景にある行いはだいたいにおいて自力です。柄本佑が演じている藤原道長の父親の兼家は自力の権化みたいな人でしたが、いちばん大事なのは家を守ることだと道長に言い残しました。
 平安時代に藤原家が「家を守ること」と言ったのは、それは国を守ることに等しいという思いがあったかもしれません。でもこれも自力です。
 それに対して恋愛は他力かもしれません。なぜかわからないけど惹かれるというところですね。自分でコントロールできないところに面白さがあります。でもそれをコントロールしようとするところに自力が働きます。
 主人公のまひろ、後の紫式部はあまりコントロールしようとしません。道長も同じです。他力に任せようとします。だからうまくいくのでしょうね。

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