褒め育てとは言うけれど

褒めて伸ばすというのが子育てや教育の主流になってます。脳科学者の中野信子さんは次のような実験結果を示して褒め育てに対して警告しています。
子どもたちにある問題を解かせて、全員が正解するのですが、子どもたちを3つのグループに分け、一つのグループには「頭がいいね」と褒め、2つ目のグループには「努力の結果が出たね」と褒めます。そして3つ目のグループは何も褒めません。
そして次に少し難しい問題にチャレンジさせると、一番よく問題が解いたのは「努力の結果が出たね」と褒めたグループ。2番目は何も褒めなかったグループ。「頭がいいね」と褒めたグループはあまり解けなかったのだそうです。
それだけではなく、「頭がいいね」と褒めて育った子どもたちは、都合が悪くなるとよく嘘をつくようになるというのです。
ということで「努力してるね」とか「頑張っているね」とか、そういう褒め方がいいようですね。あるいは何も褒めないでおいて、何かができるようになったら、「あ、できるようになったね」なんていうのがいいかもしれません。
「頭がいい」とか「運動神経がいい」とか、あるいは「容姿がいい」とか、そういうのは生まれつき備わったものという印象ですから、そこを褒めると、そうでない人たちを下に見るようになるかもしれません。
そういう価値観を含んだ褒め方は害があるので、「そのままでいいよ」という、全ての価値を超越した褒め方がいいと思いますね。それとやはり努力や達成は褒められるべきでしょう。
