言葉は便利で危険なもの
言葉のない対話ということを常々申しております。言葉というのはコミュニケーションという点では非常に便利なんですが、便利なものには大きな危険性が潜んでいます。
縄文人やアイヌは文字を持たなかったといいます。文字を持たなかったという理由で差別、排除されてきたところがあります。でも文字がなかったら記憶していることが全てで、ものすごく記憶力が良かったんだろうなと想像します。
更に遡って言葉がなかったら、もっと気持ちを伝えやすかっただろうし、気持ちの表現がストレートになるだろうと思います。ペットを飼っている人はそういうことよく分かるのではないでしょうか。
言葉があって、文字があるということは、ものの見方が固定されてしまうという大きな危険性があります。