日々を丁寧に過ごす

昔中国のある村で干ばつがあり、いろんな人が雨乞いをしてもなかなか雨が降らなかったといいます。そこで、この人なら、とある老人が連れてこられました。その老人は村の外れの小屋に入り、そこで普段通りの生活を始めたといいます。何も雨乞いの儀式などはしないわけです。
村人たちは期待外れの老人に次第に怒りを向け始めますが、それにも動じずに、老人はやはり普段通りの生活をしています。いよいよ村人たちが怒って、老人を追い出そうと小屋に詰めかけようとしたときにポツポツと雨が振り始め、やがて本降りになったので、老人は見直されたというお話です。
いま中東で戦争があり、物の値段がまた上がりそうです。こういうときに私はよくこの話を思い出します。普段通りの生活を丁寧に送るだけ。それが世の中に対する祈りであると、この老人は教えてくれているのだと思います。
