神経リセット


2026年2月号
やる気が出ない・・からだがだるい・・休みたい・・そういうときは、「ああ、フリーズ神経が働いてるんだ」と理解するようにしてみましょう。あなたの性格や態度のせいではなく、フリーズ神経があなたにそうさせているのです。
フリーズ神経(正式名称は「迷走神経背側枝」)は図のように脳から出て、背中側を通って横隔膜に入り、胃腸などにつながります。危機的な状況において活動を停止させる、「非常ブレーキ」のような働きを担っています。この神経が働くと胃腸も活動を鈍らせます。

もしかしたらあなたの体は、非常ブレーキがかかった状態なのに、心ばかりが焦って「動け、動け」と命令しているのかもしれませんね。過去のトラウマが解消されていない人はフリーズ神経が働きやすくなっています。トラウマは自分で認識できていないものもありますので、やる気が出ない、だるい、という人は過去に何かあったのかもしれません。
さて、どうやったらフリーズ神経をリセットできるでしょうか?実は非常に簡単な方法があります。

図のように両手を頭の後ろに組んで、頭を固定します。そして目だけ動かして片方の肘を30~60秒見続けます。その後反対の肘を30~60秒見続けます。そして手をおろして少しリラックスしましょう。これによって、リラックス・社会交流神経が働き出し、フリーズ神経が抑制されます。
ちょっとうつ的になっている人、テンションが上ったり下がったり安定しない人、人と会いたくない感じになっている人もこの方法をやってみてください。

参考文献『からだのためのポリヴェーガル理論~迷走神経から不安・うつ・トラウマ・自閉症を癒やすセルフ・エクササイズ』スタンレー・ローゼンバーグ著、花丘ちぐさ訳、春秋社
