誰かを「悪者」にしていないか

 昨日9月1日は関東大震災の日、1923年ですからちょうど100年です。10万人以上の方がなくなりましたが、なぜか朝鮮人が目の敵にされて、虐殺が行われています。
福島で処理水の海への放出を巡って、中国から迷惑電話が相次いでいるということです。ロシアではウクライナ人はネオナチであると喧伝されてそう信じている人が多いといいます。
 なぜか人間は共通の敵を求めて鬱憤を晴らそうとするようです。おそらく誰の心にもそういう部分はあるのでしょう。誰かを「悪い」と決めつけることで自分の中の「正義」を高めることができるわけです。
 だからよくよく気をつけなくてはならないと思います。誰かを「悪い」と決めつける心について。そういう心が起こっていると気づいたなら、その心に距離を置くべきです。