ストレスを勉強の糧にする

 ストレスがない方が死亡リスクが低いけど、ストレスがあってもそれを良いものとして受け止めて対処している人のほうがもっと死亡リスクが低いというお話を先週しました。
 人間関係のストレスが一番多いのですが、いろいろ相談を受けながら感じるのは、「だいたい人間はこうあるべきなのに、あの人はそうではない」というところに悩まれるようです。
 こうあるべきというのは、「言ったことは覚えているべきだ」とか、「なにか親切にしたらお礼を言うべきだ」とか、そいういうことです。
 介護をしていて自分の親の認知症が進むに連れてだんだん常識外れになって行くときなど、そういうストレスが多くなるようですね。
 常識から外れる人がいたら、なぜその人はそうなのか、という理由を考えることで、少しずつ自分の常識の範囲を広げていく必要があると思います。